百年育てた木材を百年使うための木のお話し ①

百年育てた木材を百年使うための木のお話し

第1回 
 木材を上手に使うコツはあたりまえですが木材のことをよく知ることです。
木材は上手に使えば100年どころか200年300年と長持ちさせることが出来ます。
 奈良の法隆寺は世界最古の木造建築で千年以上の歴史があるとされていますが、訪れると木材をとても大事に使っていることに感心します。
そこには人々の木材に対する愛情と深い洞察力、知恵を感じます。
特に回廊の柱には丁寧に接ぎ木や埋め木が施してあり、貴重な木材を修理しながら大事に使い続けていることがわかります。

 木材は決して安いものではありません。できるだけ長く使いたいですよね。
何より木材は先人たちが育てた大切な資源です。
その大切な資源を活かすために私は百年木材を始めたのです。
 そのうえ木材は経年変化が美しい材料でもあります。
長く使い続けるほどに美しさを重ねていくのです。使い捨てはもったいないですよね。

 
木材を長く大切に使うために一緒に木材のことを勉強してみませんか?

百年育てた木材を百年使うための木のお話しを10回シリーズでお届けします。
お楽しみに!