ダーラナホース

以前フィンランドの伝統工芸品“ククサ”をご紹介しましたが、今回はスウェーデンの伝統工芸品“ダーラナホース”です。

“ダーラナホース”はスウェーデンのダーラナ地方の伝統工芸品で定番のお土産品だそうです。
スウェーデン語では“ダーラヘスト” ダーラナ馬を意味する言葉で木彫りの馬です。
“幸せを運ぶ馬”ともよばれていて、スウェーデンの一般家庭に1つはあるほど親しみ深い物だそうです。
起源は400年前にも遡り、木こりが余った材木で、冬の余暇に子供のためのおもちゃを作ったのが始まりとされています。現在ではダーラナ地方、スウェーデンそのものを象徴することもあるそうです。

九州地方にも”きじ車””きじ馬”と呼ばれる木製玩具があります。

子供の成長を願う縁起物、開運や縁結び、家庭円満への「道案内」をすると伝えられているそうです。

こうしてみると昔からそこそこの地域で、一本の木が姿を変え 私たちを守ってくれる家になり、暮らしを支えてくれる調理器具や食器になり、癒しや生活に豊かさを与えてくれる香りやおもちゃへと…大きな存在だと改めて感じました。