樹齢100年 ヒノキと栗のマグカップには サブタイトルがある

先日の神戸阪急様で
いろんな方からコメント頂いたのは

こちらの
ヒノキと栗のマグカップ
実は
サブタイトル
『ま〜るさんかくマグカップ』です。

と、いうあまり誰も気にしない
企画者のみが舞い上がってしまうようなタイトル。

ただ、ここには少し思い入れがあって。

マグカップ自体は
宮崎市の福祉サービス事業所 向陽園様とのコラボレーション。

向陽園様のオリジナルデザインの木のマグカップが可愛すぎて
是非、百年木材とコラボさせてください!
と何度もお願いしてできたのです。

オリジナルデザインは
持ち手がチーク材で 濃いめのブラウン。
カップの高さが低く ティーカップとしてちょうど良いサイズ。

これを百年木材の樹種に変更すると
大変なことに!!!
濃いめブラウンの樹種がないんです!!涙

ヒノキ・杉・栂・栗

これら、どう頑張っても
あのほっこり北欧チックなブラウンにならないのです。涙涙

全ヒノキで作ると
自分の思い描くデザインでなくなってしまい、
心の汗が出てました。

最初のイメージが強すぎたんですね。
商品企画する際にとっても厄介なフェーズです。

一旦目を瞑り(一晩寝て)
どんなマグカップなら欲しいのか

陶器やガラスやステンレスなど
全素材のマグカップデザインを漁って

『持ち手を三角形にする』
という仮説に行きつきました。

さらに持ち手の樹種が『栗』だとどうだろう??

当時カッティングボード を作る過程で、
栗の廃材が沢山出て 使い道を探していたことを思い出しました。

それで、
向陽園さんにお願いし、
持ち手を栗の三角形にしてもらったのです。

付けてみると、とても良い!
三角形にするには元デザインの容量だと
高さが合わないため、
カップ部分の高さを変更しました。

これでコーヒーたっぷり飲めるように
なりました!!


そこで
このマグカップを
じーっ。
『丸いカップと三角の持ち手』

『ま〜るさんかくマグカップやな』と。

意気揚々とクラファンやECサイトにも掲載してます。

そこにはこんな経緯がある、ということです。

まだあまり定着してませんが、

先日の催事ではとっても人気者で
ホッとしました^^

使えば使うほど、
ヒノキの色味と栗の色味が深ーくなります。

特に栗は
グレーがかった茶色から
黄褐色なところを通り
深くなります。

2種遣いの良さを楽しんで頂ければと思います。

そろそろ
四角のトレーを作って

『ま〜るさんかくしかーくー』♪

を完成させようかな、と^^