O3回の連載でお届けしてきた山内様親子のインタビュー。
いよいよ最後の質問となりました。
百年木材を取り入れることで社内に起こった変化から、
”プロのお仕事とは!?”というところまで語っていただいています。
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林:最後の質問させていただきます
百年木材 柾目のテーブルセットを使い始めて社内にどんな変化がありましたか?
社員さんの反応などお聞かせください。
翔:やっぱり『良いもの』があると良い仕事ができるんだろうな
と思います。
ここ(会議室)に良いものがあることで、丁寧にふるまう。
まずは単なる錯覚だとしても、『良い仕事している!』など実感してもらうだけでも
違うんだなと感じています。
山:タクシードライバーっていうのはプロなんですよ
プロっていうのは、
『本物の仕事をする人』なんですよね。
アマチュアはお金もらわないけど。
プロはお金をもらうことで自分の仕事になる。
だから、本物の仕事をする。
そしてこの本物のテーブル。
高価ですよ、確かに高い
でもそこにどんな価値を見出すのか。
それが大切だと思います。
社員さんも、『こんな高い机買って』と
批判的に目を見るのか、
『こういう高い机を買って』と、これを
100周年目指すシンボライズとして見るのか。
『皆で100周年目指すんだ』
と、思いを集中させることができるのか、
そこが大きな分かれ目なんだろうな。
やっぱりシンボライズ化できる術。
これが大切なことだなと感じます。
だから100周年を目指す物語作りにもこれは大事な主役です
林:ありがとうございます
社長が直々にメッセージや使用上の注意を
書かれていて
大切にしようという気持ちを
社員さんに浸透していくために
しっかり可視化している。
言葉だけでは
全員に伝わらないところとかも、
抜かりなく徹底しているところとても嬉しいです。
山:私たちはね、接客業じゃないですか、
接客業もどれだけ心を込めるかなんです。
物を作るのだって
『丹精を込めて』という言葉のように、
単に機械で作るよりも、
人の手で、どれだけ心を込めて作っているか。
お米を炊く時も、『美味しく炊けろよー』って
お米を撫でてたくと、お米の味が変わりますよね。
それと同じで
接客業もどれだけ心を込めるか。
僕はそれはとても大事だと思います。
その上で、
百年木材を使ったこのテーブルにどれだけ想いを込めて使うかが
とても大切なことなんだろうなと思います。
そんな『心の持ちよう』を大切にしています。
心の持ちようの一つの柱となる
あるいはシンボライズになるような
『木』というのはとても大事なことなのではないかな、と思いますね。
ぜひ多くのシンボライズな存在になるように、あるいは
心のよりどころになるような、一つを
一つだけでいいから
そんなものを用意するのも
経営者として、励みになると思いますね
最後に、山内社長はこう語ります。
山:私たちは3人兄弟で会社経営をしているんです
僕が30年前に親父からバトンタッチを受けた時に
弟が副社長 私の義理の兄が専務
この3人で経営してきました
そして双子の息子二人に受け継いでもらうことになります。
兄弟経営は難しいって言われるけど、
山内家の家風、山内家に流れている風土として、
兄弟が仲良く手を取って、力を合わせて頑張る
その目的は何かというと
会社が地域のお役に立つこと。
おじいさんのもっと前は、八百屋さんで、
地域に無くてはならない八百屋さんでした。
地域のお役に立っていた八百屋さんから創業なんです
八百屋さんからタクシー業に、うちの家は転身したんです
ひいお爺さんは八百屋さん。
そして、おじいさんはタクシー業を創業
社長になったのが私の父です。
親子だけじゃなくて、兄弟で仲良く仕事をする、経営するという、
山内家の文化風土が流れてるんです
だから、きっと息子たちも、僕たちの後ろ姿見て育ってます。
これから兄弟仲良く経営していってくれることが楽しみです。
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百年木材を百年企業に向けてのシンボルとして活用いただいていること、
創業のお話
これからの事業継承
これからも広島の人々のお役に立つことを使命に
この強い想いに大変感動しました。
直に社長と翔太さんにお話を伺うことができて
百年木材をやっていて改めて良かったなぁと感じました。
山内社長・翔太さん・従業員の皆様
ありがとうございました!!