百年木材 取扱樹種
杉(すぎ)
軽量で柔らかく加工しやすい木材の「杉」。爽やかな香りはリラックス効果をもたらします。湿気の調質効果にも優れ、柱や梁などの建築材のほか、内装材や家具など広く利用されています。樹齢100年を超える杉は、幅広く赤身がとれるため、防虫効果や環境の変化にも強く、細やかな年輪と美しい木目が特徴です。
檜(ひのき)
清々しい香りと光沢のある美しい木肌が特徴の「檜」は、時間が経つほどに色艶が増します。樹齢100年を超える檜の心材は淡い赤褐色を帯び、辺材は白っぽいクリーム色であたたかみのある色調で経年美を楽しめます。年輪密度が高く、削り出したときの木目が美しさが特徴です。さらに耐久性が非常に高く、湿気や腐食にも強い木材です。
栗(くり)
「栗」は水や腐食に強く、水回りの構造物に使われてきました。長期間にわたり形や性能を保ち、深みのある黄褐色の木肌が特徴です。樹齢100年を超える栗は、木目が美しく、硬さと重さのバランスが良く、湿気にも強いため耐久性にも優れています。また小さな葉節も見られます。
欅(けやき)
「欅」は硬く重厚な木材であることから、大黒柱や梁のほか高級家具としても使われてきました。木目のバリエーションが豊富なのも欅の特徴です。樹齢100年を超える欅は、美しい風合いと深みのある色合いに。細かい木目が美しく、年月を経て密度が増したことにより耐久性や強度が高くなります。
しおじ
軽量でありながら強度と柔軟性を兼ね備えた「しおじ」は、曲げ木加工にも適した木材です。均等な木目が特徴で割れや反りが少なく緻密なデザインが可能です。樹齢100年を超えるしおじはさらに柔軟性と耐久性が向上し、風格ある木目が現れます。
槐
硬くて重厚な「槐」は磨くと独特の深い光沢がでます。主に床柱や家具に使われています。辺材と心材とのコントラストがはっきりとしているのも特徴。樹齢100年を超える槐は、より緻密で重厚な質感になり、力強い木目と個性的な模様が際立ちます。
なら
耐久性と耐湿性に優れた「楢」は、フローリングや家具に使われ、上品な光沢が出る木材です。はっきりとした輪郭の木目と虎斑(とらふ)模様が見られます。樹齢100年を超える楢は、繊維がより緻密になり、時間の経過とともに黄褐色から深みのある色合いへと変化し、光沢が増していきます。
楓(かえで)
「楓」は、不規則な木目と上品な光沢があり、縮れ杢や泡杢などの美しい杢が見られる木材。家具やまな板、工芸品などにも利用されています。樹齢100年を超える楓は、年輪が細かくなることで強度が増し、深みのある色調と風合いになります。
栂(つが)
淡桃褐色から黄褐の色味をもつ「栂」。強度が高く、柱や土台、構造材として広く使用されています。カンナで削った際の滑らかな質感が特徴です。樹齢100年を超える栂は、光沢感が増し深いトーンへと変化します。高級家具にも使用されています。
その他
サワラ・イチョウ・かや・たぶ・かつら・つばき・松