なぜ百年木材なのか?
世界で一番「木使い」が上手な日本人
太古の昔から日本人は木材と共に生きてきました。大きなものは家の材料や家具、小さなものは食器、アクセサリーに至るまで木材をとても上手に活用してきました。
私は世界中を旅してその国の文化を学び、時には家具や住宅、雑貨の展示会を観てきましたが、日本人ほど上手に木材を生活に取り入れてきた民族を他に知りません。しかも木への敬意があり、創意工夫があり、美の追求があります。貪欲と思えるほど木材を活かしきっているのです。
大量生産 大量消費を目指した日本の林業
戦後70余年、日本の林業は大量生産 大量消費を前提に運営されてきました。高度成長期の急増する木材需要を満たすため、「均一な木材を、大量に、出来るだけ早く」では、地形や気候の面で有利な外国に勝てないからです。日本の林家は大企業でしょうか?違います。圧倒的に中小零細企業がほとんどです。中小企業が一番やってはいけない事、それは価格競争です。価格競争を繰り返す産業や仕事に幸せや誇りはありません。条件の悪い所では高くて希少なものを育てなければならないのです。
私たちの使命
日本民族の「木使い」は技術的にも感性の面でも世界一です。しかし、安くて均一な木材を目指す文化においては日本の誇る「木使い」の文化は発展しようがありません。今こそ良質の木材を生活全般に活かしきる日本人の文化を再度見直すべきなのです。
私たちは百年木材を通して日本の「木使い」の文化を進化させ世界に発信することを使命とします。
百年木材を最高の製品に仕上げて最高の価値を生み出すことで百年育てる林業が実現するのです。
「百年育てた木材を百年使う」それが株式会社グロースリングの目指すものです。
株式会社グロースリング創業の精神
昭和34年、創業者 岸本雄吉は独立を決意しました。雄吉30歳、希望に満ちあふれた船出でした。しかし、資金も信用もない雄吉に買える丸太は曲がった丸太や小さな丸太ばかり。どれも手間の掛かるものばかりでした。
しかし、そんな丸太でも知恵と手間さえ惜しまなければ立派な製品になり、お客様は喜んでくださいました。
曲がった丸太は切りそろえて 丁寧に製材すると複雑で美しい木目の製品ができました。「これは良い」と大工さんや建具屋さんが買ってくださいました。
小さな丸太は皮をむいて先を尖らせると使いやすい杭になりました。土木屋さんが買ってくださいました。
経営が軌道に乗ってからも「知恵と手間を惜しまない」という雄吉の思いは変わりませんでした。その日仕入れることのできる最高の木材を最高の製品にしてお客様に喜んでいただく。
そのことばかりを考えた木材一筋の人生でした。
「世の中に良い木も悪い木もない。人間も同じだ。」雄吉がいつも口にしていた言葉です。
株式会社グロースリング経営理念
【一つの理念】 木を活かし 人を活かす
私たちは持てる叡智の全てを注ぎ木材の新しい価値を生み出します。私たちの生み出す価値こそが都市においては人々に生活の豊かさをもたらし、山村においては「伐ったら植える循環型林業」の礎となるのです。この理念実現のために社員一人ひとりが自己を磨きお互いを高め合う人財となることを目指します。
【二つのビジョン】
一.新しい木使いで世界の人々を豊かにする
二.働き甲斐日本一の会社を創る
働き甲斐日本一の定義
利益率業界一・社員平均給与業界一
【三つの目的】
一.私たちは木材を通してお客様の喜びを創造します
二.私たちは全社員の物心両面の幸せを追求します
三.私たちは木材資源の価値を最大に高め地域社会に貢献します
【社是】
関わる全ての人たちと共に年輪を重ねる
【社訓】
凡事徹底
創意工夫
【教育理念】
(株式会社グロースリングが求める人財像)
一.自分の可能性を信じ、挑戦し続ける人
二.相手を思い、共に成長できる人
三.学ぶことが大好きな人
【社長のミッションステートメント】
一.理念の実現
私は理念を実現することを使命とします。
そのために持てる力の全てを注ぎます
二.会社の永続
私はわが社の組織構造を健全かつ強固にします。
環境の変化によって起こる機会はこれを最大に活かし、脅威は逃げすに立ち向かい機会に変え、会社の存続を確実なものにします。
自己資本を積み上げ無借金経営を実現し、後継者を育て次の世代へ引き継ぎます。
三.人財育成
私は全社員を人生の成功者にするために全力を尽くします。
仕事を通して人生を意味あるものに成しえる人財を育てます。
株式会社グロースリング営業理念
一.顧客感動の追求
満足の一歩上を行く感動を追求しよう
二.顧客貢献
お客様のお役に立つことが全ての基本
三.適正利潤の確保
暴利を求めない 薄利に泣かない
行動指針
一.私たちは会社の繁栄と社員一人ひとりの人生の充実を実現するために革新と努力を続けます
二.私たちは常に自己研鑽に励みプロとしての誇りをもって仕事をします
三.私たちはお客様の喜びを我が喜びとし喜んで進んで働きます
しきたり・行事
仕事始め・安全祈願祭
経営発表大会
委員会活動
理念と経営勉強会
13の徳目朝礼
OJT
TA研修
研修派遣
経営会議(週1回)
全体会議(月1回)
コア・コンピタンス会議(月2回)
誕生日お祝い
表彰式
こぶし固め